歯の治療でまず重視すべきなのは、「土台づくり」です。重度の虫歯を治療した際に被せ物を装着する場合、歯の内部に芯(コア)を入れてしっかりした土台をつくります。この土台づくりをきちんと行うことで、きれいでしっかり機能する被せ物が長年にわたって維持できるのです。
「歯の土台づくり」とは、言わば家を建てる前に行う地盤の強化にあたること。どんなに建物が立派で丈夫でも、ゆるい地盤の上に建った家は何かあったときに崩れてしまいます。それと同様に、歯もどんなに上質の被せ物をつけても、土台がしっかりしていないとすぐにダメになってしまうのです。そのため、丈夫な土台をつくるためには歯周病のコントロールと根管治療が欠かせません。当院では、長年にわたって維持できる歯を実現するために、歯の土台づくりからしっかり時間をかけて丁寧に対処します。