お口にピッタリ合う入れ歯
歯を失った場合の治療として、入れ歯治療はもっともポピュラーな方法です。しかし、「目立つ」「発音しづらい」「外れやすい」といった理由から敬遠される方も少なくありません。しかし、現在ではインプラントと比べても遜色ないほど見た目も自然な入れ歯が数多く開発されています。
当院では可能な限り患者様の歯を残すために、本物の歯を移植する「歯牙移植」も行っていますが、移植ができない場合は入れ歯治療にも対応しています。
入れ歯について
従来の入れ歯と比較して、現在では技術の向上によって機能性の高い入れ歯が数多く登場しました。見た目も本物の歯と見分けがつかないほど自然なものが多く、入れ歯のイメージは変わり始めています。当院では、患者様のご要望やお悩みに合わせた入れ歯をご提案しています。
保険の入れ歯と自費の入れ歯
入れ歯には、大きく分けて保険適用で作るものと自費で作るものの2種類があります。患者様のご要望に合わせたものをお作りしますので、それぞれの違いをご確認ください。
保険の入れ歯 | 自費の入れ歯 | |
素材 | 歯科用プラスチックのみ | 貴金属やセラミックなどさまざまな素材から選択できる |
審美性 | 目立つことがある | 入れ歯だと気づかれにくい |
使用感 |
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耐久性 | 低いが、修復が容易 | 高いが、素材によっては修復が困難 |
費用 | 安価 | 高価 |
当院の取り扱い入れ歯
レジン床義歯保険
床(歯ぐきにあたる部分)がレジン(歯科用プラスチック)でできた、保険適用でつくる入れ歯です。強度を維持するために床が厚くなっており、慣れるまで使用感が悪いことがあります。また、見た目にも違和感が生じてしまいます。 |
金属床義歯自費
床が金属でできた入れ歯です。床を薄くできるため装着感がよく、熱伝導率が高いため食べものの温度が伝わりやすいのが特徴です。また、耐久性も高く長持ちし、雑菌や汚れが付きにくく衛生的です。床に使う金属には、ゴールド・コバルトクロム・チタンなどがあります。 治療期間・回数:通院5回、2~5週 費用(税込):20~30万 |
ノンクラスプデンチャー自費
バネ(クラスプ)のない部分入れ歯です。歯ぐき部分がやわらかいシリコンでつくられているためしっかりフィットするうえに負荷がかからないため、硬いものでも痛みなくしっかり噛めます。また、入れ歯を使っていることが周囲にわからない自然な見た目を実現します。 治療期間・回数:4~6週間、4~5回 費用(税込):15万~20万 |
マグネットデンチャー自費
残っている歯根と入れ歯に磁石を取り付け、磁力で固定する入れ歯です。取り外しが簡単にできる一方、強力な磁力で固定されるため硬いものでもしっかり噛めます。また、バネを使用しないため、自然な見た目になります。 ※磁石を埋め込む歯は神経を取った歯に限られます。 |
コーヌスデンチャー自費
セメントで歯に取りつけた「内冠」と、義歯である「外冠」がピッタリと適合するようにつくられた入れ歯です。内冠・外冠が摩擦によって茶筒のフタのように固定されます。取り外し式の入れ歯では、もっともしっかり固定できる入れ歯だと言えます。 |